視えていた頃 『手』

 

いつの間にやら、だいぶ日数が経っていた…（汗

 

ひっそりこっそりの場所故に、更新するのも気負いせずに

 

「ぼちぼちいこかぁ～」な、まったりペース（笑

 

 

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視えていた頃、生きている人と同様　それこそ色んな〝人〟がいた。

 

ただ、〝姿〟の違いはあるけれど（笑

 

疑問に思う事も多々あった。

 

 

 

 

新聞配達中にも、よく遭遇（？）していたのですが

 

ある日の配達中　とあるマンションを出たところ

 

ボトッ！と右肩に〝何か〟が落ちて来た…と言うより、乗って来た（かな？）

 

 

 

見てみると、ぶよぶよの皮が所々めくれ上がった　やや大き目の太い手。（手首から先のみ）

 

まるで落ちまいとするかの様に、私の肩をシッカリ掴んできた。

 

手だけの割にやけに重い。

 

こちとら疲れてんのに　重いんだよ！

 

 

 

 

バシッ！と手で〝手〟を払うと（ややこしいなぁ）…　間抜けなほどに　地面にボトッ！

 

落ちるんかぃ！

 

〝あっちの人（手？）〟にも、重力が関係するのか？？

 

地面に落ちた…て事は、この人（？）は手だけなのか？？

 

…などと、疑問に思いながら暫く視ていた。

 

 

 

 

おら、何　ジッとしとんねん。　動かんかぃ。　

 

地面に落ちて死んだんかぃ？　いやいや、もう既に死んでるかｗｗ　あ…つまらん事言って　すまんすまん。

 

するとモゾモゾ動き出した。

 

あれ？　手だけなのに　聞こえてるのか？？

 

 

 

 

指を器用に動かして、私の方に　にじり寄って来る。

 

思わずため息が出た。

 

はぁぁぁぁ…　何やっとんねん…コイツは…

 

〝あっちの人（？）〟なんだから、指を使って物理的な移動をしなくても　イイんでねぇのかぃ？

 

 

 

 

 

でも、また掴まれるのは真っ平ご免。（重いので）

 

踏むぞ！ごらぁ！との威嚇を込めて〝手〟のギリギリ間近を足でダンッ！

 

まるで驚いたかの様に、ビクッ！とする〝手〟

 

あれ？　〝手〟だけなのに見えてんの？？

 

 

 

もう一度　ダンッ！　　…すると消えてしまった。

 

〝手〟よ…お前は　いったい何がしたかってん…意味不明な事すんなや…＿|￣|○|||

 

 

 

 

時々こんな感じで〝何か〟が落ちて（乗って？）来る事があった。 

 

身体のパーツのみで〝出て来る人（？）〟が　結構いたけれど

 

今でも疑問がいっぱいです。