今の会社は、平成1×年に立ちあがったばかりの所なのですが
私は、資格を取る為の実習先経由で 「うちで働かないか?」 と電話を頂き入社した。
皆から遅れる事一か月。
その頃から続いているメンバーは、姐御さん・おっかさん・リバさん・私…の4人だけ。
各それぞれが色んな事情で辞めていくので、結構入れ替わりが激しい方なのかもしれない。
先日、その事である利用者さんから
ホント…よく続いていますね と言われた時に つい
いや私ももう、今月いっぱいで辞めさせて頂くんですよ。 と言ってしまった。
すると、その利用者さんは顔を強張らせ
あなたは、よく気が付くし人当りが良いから…好きな人がまた辞めていくのね…
と言って、涙ぐまれた。
かなり焦った…それに何より、褒めてもらった事にも驚いた。
所長からは、いつも 「あなたの物言いは、キツイので注意しなさい。」と よく怒られていた。
所長に対して意見を言うので 「常識知らずですね。」と怒られ、所長からは嫌がられていた。
その利用者さんからの言葉で、今までの嫌な事全てが吹き飛んだ。
私は利用者さんを含め、誰に対しても一切社交辞令やお世辞を言わないし ご機嫌取りもしない。
ただ、本当に思っている事だけを話すのみ。
(社交辞令とお世辞に関しては、「言わない」 と言うよりも 解らないから「言えない」 のですけどね(苦笑 )
イソラさんじゃないと嫌だ。 と 他の者の処置を拒み
私が出勤する日まで、待っていた利用者さんに対しても
私が何時も出勤して来るとは限りませんよ!?
病気で何日も休むかもしれないし、辞めるかもしれない。 そんな時 どうするんですか!
誰が処置しても拒まないのでしたら、私の出勤時には出来るだけ私がさせて頂きます。
ですが他の者にも処置させないんでしたら、今後一切○○さんの所へは私は来ません! いいですか!?
うるさーい! ゴチャゴチャ言うな!出て行けー!
言われんでも出て行きますわ! 失礼致します!
…と、色んな利用者さんを怒らせてしまう事もよくあった。
でも、こうする事で他の者でも処置を拒まなくなった。
同僚の中には、この 「○○さんじゃないと嫌だ。」 の言葉に対し
嬉々として 「あの人は、私じゃないとダメだから。」と、率先して行く者もいたけれど
私には無理だった。
私だって、『イソラさんじゃないと』 と言われると やはり嬉しいモノがある。
でも私は、その人の家族ではないし 一生責任を持って面倒をみられるとは限らない。
あくまでも私は〝仕事〟をしているだけだから…。
私がいなくなっても、そう…誰であっても出来るようにしておかないと
いなくなった時に困るのは、利用者さん自身。
私だって、初めから辞めるつもりで働いていた訳ではない。
でも、何があるのか解らないのが人生。
辞める時、利用者さんにも挨拶をした方が良いのだろうか? と悩んでいたけれど
今回の事で、利用者さんには挨拶無しで辞めようと決心した。
私には、誰が私の事を好いてくれているのかが解らない。
私はただ〝仕事〟をしているだけだから…。
でも、こうして涙ぐまれる利用者さんがいるのも事実。
ならば、黙って消える方が良いと思った。
一時であっても悲しませたくはないから。
出来るだけ、「あの人最近来てないなぁ。」 程度で終わらせたいから。
H さん…辞める事を伝えてしまって ごめんね…。
そしてホントに有難う。 あなたからも沢山勉強させて頂きました。
新人の頃、H さんには
そんな持ち方したら 痛いでしょ!
そこは触らないで!
あぁー、あなたのやり方は下手よ!
行く度、文句を言われてた。
私も私で、H さんに文句を言われない様になれば 一人前に近づける!…と
変な目標を持ち、ムキになってH さんの所へ行っていた。
また、あなたが来たの!?
と、嫌な顔をされた事もあったけれど
あの頃は、たぶん しつこい人だ…と思われていただろうな~(笑
…てか、文句が出れば出る程 余計にその利用者さんの所へ行っていた私w
やがて、文句を言う人程 相手を試す…と言うか…
相手の事が解らないからこそ、警戒して身を守っていた事が解った。
今回〝上〟に対しても、色々あって辞める事にしたけれど
ホント…〝此処〟で働けて良かったな~と思っている。
辞める日まで、後数日しかないけれど その間 精一杯お世話させて頂きま~す。
所長にどう思われようが、知ったこっちゃない! 同僚と利用者さんが解ってくれればそれでイイのさ~♪