夜中に響く警告音。 どこの部屋だ?と、慌ててダッシュ。
呼吸器エラー・・・
・・・てかUさん・・・管を身体に敷いてるし・・・(  ̄_ ̄ ||||)
なるだけ起こさぬよう、管に酸素が通るようにする。
ついでにYさんの方もチェックしてみると
YさんはYさんで、経鼻カニューラ外してるし・・・(  ̄_ ̄ ||||) (勝手に外すなー!)
半覚醒時には、嫌な顔をしつつも
素直に外したカニューラを付けさせてくれるYさん。
でも、しっかり覚醒していると「付けたくないです」と だだをこねて泣きじゃくる。
かといって、本人の望み通り 外したままにしておくと
喘鳴みたいなのを起こすんだよなぁ・・・これが・・・。
気道狭窄になっているのでは無いとは思うのだけど、音は喘鳴そのもの。
今日も今日とで、外す→付ける の いたちごっこ。
Yさんはよくマラリア熱を出すのだが、そういう時の私は容赦なし。
経鼻カニューラを外そうものなら、
また悪くなってココへ戻れなくなりますよ! それでもいいんですか!と、怒鳴りつける。
そうなるのが嫌なYさんは 付けたくない。 でもココにいたい。との思いから
子供のように わあぁぁーん と、大声で泣く。
・・・ヤメてくれ・・・まるで私がいじめてるみたいじゃないか・・・_| ̄|○||||
・・・が、いくら泣こうが喚こうが私はカニューラを付ける。
ここにいれば、また散歩へも行けるじゃないですか
熱が引いたらまた行きましょう。ね?
だから今はコレをしっかり付けて、早く熱を下げましょ♪と、明るく言う。
(ホントはドーンと、暗い気持ちになってんだけど無理して明るく言ってるだけ・・・)
そう言うとYさんは ん。ん。と小さな声を出しながら頷いてくれるのですが
やはり付けたくない気持ちがあるから、管を鼻へ近づけると
クシャクシャな顔をして涙を流す。
こういう時、私はすごく考える・・・相手が嫌がる事をする私・・・
本当なら、このまま外したままにしてあげたい。
いったい本人にとっては、どちらが良いのか悪いのか
私には解からない・・・
ただ少なくとも、私はYさんが苦しむ姿を見たくはない。
これは自分の気持ちの押し付けなのかなぁ・・・と 今日も考える・・・。