またしても…

 

 

 

いくら良いスタッフが揃っていても、上が現場を知らずその職種の事を解っていないと

 

どんどん良いスタッフが辞めていく。

 

介護職だと安月給なのでなおの事。

 

 

 

 

オープンして、まだ１年も経ってないのに辞めるスタッフがもう直ぐ１０人になろうとしています。

 

私もその中に加わるつもり。

 

 

 

 

先日、ある入居者さんが私に言ってきた。

 

イソラさん、辞めるん？

 

え？　そんな事、誰かから聞いたんですか？

 

うん。　聞いた。

 

私が辞めるって、スタッフの誰かが○○さんにわざわざ話したんですか？

 

うん。

 

誰です！？　それ！？

 

一瞬止まって、私をジッと見ていた目を逸らした。　暫くして…

 

誰やったかは忘れた。　でもイソラさん、辞めんといて…。

 

イソラさんが辞めたら私…、情けなくて堪らんようになる。

 

私の手を掴み、泣き出してしまった。

 

 

 

 

 

誰やねん！！！　んな事話した奴はっ！！！（怒

 

 

 

 

 

誰が話したのかを聞いた時、一瞬止まったあの表情…

 

「忘れた。」とは言ってるけど、あの顔は　たぶん忘れてなんかいない。

 

名前を言うと、その人に迷惑が掛かると思ったに違いない。

 

優しい人だ…。

 

 

 

 

 

そんな優しい人を見捨てるかの様に、辞める私は酷い奴。

 

 

 

 

 

以前勤めていた所の、姐御さんの言葉が頭に浮かぶ。

 

『自分のやってきた結果を出すのは上やない。利用者自身や。』

 

 

 

 

辞めないで…と泣いてくれる人がいる。

 

以前の職場の利用者さんもそうだった。

 

 

 

 

 

ごめんなさい。　そして、ありがとう。