コワイもの

 

見ていてゾッとするものがある。

 

だいぶ前、TVでやってた　とある選手の母親の言葉。

 

 

「生まれてきた子には、絶対○○の選手にさそうと思っていた。」

 

・・・てな事を言っている姿を見て。

 

「選手にする為に、子供をつくったんですよ～。」

 

・・・てな事を嬉々として語る姿を見て。

 

 

それを見て　「素晴らしい親。」 「熱心な良い親。」と褒める人達を見てもゾッとした。

 

 

 

「大きくなったら○○になって欲しい。」という親の願いは誰しもあるだろう。

 

でもそれは、あくまでも〝願い〟であって〝強制〟はするなよ・・・。

 

 

子供がある程度大きくなって 「○○になりたい。」と欲するものに対して

 

親が全力投球するのは別に構わないと思う。

 

でも、小さい頃から 「○○になれ。」「○○になってね。」と

 

全力投球するのは　マインドコントロール・・・てヤツでねぇかぃ？

 

 

子供にしてみれば 「○○になりたい。」ではなく

 

「○○にならねばいけない。」という考えになりそうな気がする。

 

 

 

深く考えすぎなのかもしれないが、

 

親にしても〝○○になる子〟が欲しいのであって

 

〝その子自身〟を見ていないような気がしてしまう。

 

 

親子であっても別人格。

 

自分の手足のように、子供を操ろうとする親を見ていると何だかコワイ。

 

 

 

世間でよく言う 「良い子」も、私はコワイ。

 

それは、本当の意味での 「良い子」ではなく　大人にとって 「都合の良い子」だからだ。

 

 

子供は成長するにしたがって、自我の芽生えが出て来るからこそ

 

大人からすれば〝わがまま〟に見えるのじゃないのかな？

 

そこには、別人格だからこその衝突もあるだろう。

 

 

社会に出るにあたり、教えないと解からない事もあるだろう。

 

それは〝教え〟であって、決して自分（親）の言いなりに子供を動かす事ではないと思う。

 

 

 

それなのに、親や大人の言う事を はい。はい。と素直によく聞く子供を 「良い子」と言う。

 

それって、子供をロボットにしているだけでねぇのかぃ？

 

その子の人格　どこいった？

 

 

 

こう考えてしまう私の方が　変なのかな・・・？